アーカイブ | 6月 2016

  • 香港A型ウイルスと室内での感染予防やタミフルの服用

    インフルエンザは、インフルエンザウイルスが原因となって、毎年季節的に流行するほか、数年ごとに世界的な大流行をもたらすこともあります。こうしたインフルエンザウイルスは、表面のタンパク質の構造の違いなどによって、いくつもの種類にわけられますが、このなかでも大きな分類としては、インフルエンザウイルスA型、B型、C型といったものがあり、季節性のものはA型かB型のいずれかです。 ニュースなどではさらにこまかな分類にもとづく名称が使われていますが、たとえば香港A型、Aソ連型などといわれるものは、A型ウイルスのなかでも構造が微妙に異なる亜種とよばれるものにあたります。香港A型も季節性のインフルエンザウイルスで、ブタやヒトに感染し、場合によってはブタとヒトという異種の間での相互感染もあり得ます。かつて「香港かぜ」とよばれる世界的な大流行をもたらしたことから、香港A型という名前があります。 これらのインフルエンザウイルスは、外出時の雑踏のほか、職場や学校といった、多人数が集まる閉鎖的な室内でも感染しやすいものです。インフルエンザウイルスは一般に湿度に弱いという特性があることから、室内では加湿に努めてウイルスが拡散しないようにすることがたいせつです。また、室内にいるときには部屋の換気をしたり、掃除を徹底することも、ウイルス感染を防ぐ意味で重要なことです。 いっぽう、インフルエンザにかかってしまった場合には、タミフルのような抗インフルエンザ薬を投与するとよいとされます。タミフルを服用すれば、インフルエンザウイルスが増殖できなくなりますので、熱などの症状からはやく立ち直れます。ただし、タミフルは発症から2日間のなかで投与しないと十分な効果が出ませんので、このあたりは注意するとよいでしょう。