アーカイブ | 5月 2016

  • タミフル以外の薬とは

    インフルエンザの治療薬として、タミフル以外にはリレンザやイナビル、ラピアクタ、シンメトレルなどがあります。タミフルとリレンザは第一治療薬になっており、国も大流行に備えて普段から備蓄を行なっています。いずれにも、発症から48時間以内に服用を開始しておかないと効きにくいという共通点があります。リレンザとイナビルは吸入、ラピアクタは点滴、シンメトレルは錠剤や顆粒として用います。タミフル以外のこれらの薬にもそれぞれメリットがありますので、比較した上で検討していくとよいです。リレンザは、1日2回5日間という点では一緒ですが、こちらは1回10mgと少量です。この点が大きく違うところです。また、タミフルには、多い副作用として吐き気、下痢、腹痛、頭痛、低体温などがありますし、中には幻覚や異常行動の報告もありますが、それに対してリレンザは、それとの比較としては副作用例がかなり少なく、その点でメリットがあります。逆に、リレンザなどよりタミフルの方のメリットとしましては乳幼児への適用があります。リレンザは4歳、イナビルは2歳未満は適用不可ですが、それに対してタミフルは生後7か月から11か月の乳児にはデータがあり、安全性を説明した上で適用することができます。生後6か月未満にも適用について考慮ができます。また、年齢によって、ドライシロップ、カプセルなどふさわしい形に違いがあるのが特徴となっています。なお未成年者に関しましては、ラピアクタは1歳未満のような年少者にも適用可能(つまり全年齢可)というメリットがあります。シンメトレルは、16歳未満の年少者については安全性のはっきりしたデータはありませんので、それらへの適用は△という形になっています。タミフルには、使うのに不適切な年齢というのがありますので、その年代の患者の際には特に、タミフル以外の薬を考慮することに意義があります。